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ISHIDA
KOHEI

"VOID" WIRED, 2021

今私たちが使っているスマートフォンは、やがてスマートグラスに変わるといわれる。眼鏡のようなデバイスをかければそこにディスプレイやキーボードが浮かび上がる、SFのような世界。グラスはもはや人々の身体の一部となる。

そこでは建築も、グラスを通して投射される対象になる。物質として存在しないが、「見える」建築。バーチャルな壁も、物質の壁と等価に建築の一部となる。

 

バーチャルな壁だからこそできることもあり、物質の壁だからこそできることもある。それらを一体的に設計していくことが、スマートグラスが普及した社会での建築設計の在り方だ。

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 © ISHIDA KOHEI

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